【また逢える】 前奏をしっかり聴いてテンポに乗る。 さほど複雑ではない音形ほど、手を抜かず、丁寧に歌う。細かいところまで神経を行き届かせる。
【空から】 バスパート23、73小節目の「くーるり」の音が直っていません。練習の時だけでなく、必ず自分で音を取り直しておいてください。 ユニゾンになるところは互いに聴き合う。 80小節目ソプラノ「ひーらり」のシの音を正しく捉えましょう。 アウフタクト(あと打ち)になる出だしが遅れがちになるので、拍に乗りましょう。
【Pax aeterna】 広島チームが練習しているものより多少速めだったので、そのテンポに慣れましょう。21、22小節目男声、音が取れていません…。きちんと直してから東京公演に参加しましょう。「Pax 平和」「terra 地上」「aeterna 永遠」しっかり意味を感じながら歌いましょう。
【生きとし、生けるものへ】全曲通し
・野辺に 同じ言葉の繰り返しをどう表現するか、音量の違いを出していくか、考えてみましょう。音楽の動きを積極的に出して行こう。停滞しない。言葉を感じ、メロディを感じて歌う意欲が欲しい。『心を動かして歌う』 最後の「天に示して」の「て」は喉で切らない。 全体の文章をよく読む。詩をしっかり読んで、作曲家の意図を感じ取って歌う努力をしましょう。黙読、リズム読み、音をつけて読む。 50小節目男声、再度音取りをしておきましょう。
・コスモスと少年 ユニゾンはきちんとユニゾンになってください。テンポは指揮を見て決める…自分で決めない。 34小節目、「いく」は「ゆく」と発音。 67小節目、バスの音が違う。 同じ音価の歌い方が棒歌いにならないように。「一本のコスモス」の「いっぽん」の言い方が固くならないように。
・海神に守られて 歌詞をとにかくしっかり読む。 一音節ずつ切らないように、文章として捉えて歌う。鼻濁音がたくさんぬけるのは、文章として捉えられないから。とにかく詩を読み込むように。
・天と地と海と 98小節目頭、ソプラノ音が低くなるので気をつけましょう。 練習番号G、「万人の心に」は1フレーズなので、ひと息で歌う。 『休符はブレスのための休符ではありません』
【黙礼】
・祈る ソプラノ、音が下がりがちになるので、しっかり音を上げて維持する意識を持って歌う。 練習番号A〜Bまで気持ちを繋げて歌う。「あった」まで必ず気持ちを続ける。「何が」あったのか、当事者の気持ちに寄り添い歌う。 「あった」は憂いを込めて歌う。 練習番号Gは語る。歌うという意識より、言葉をしっかり語る。言葉の流れを感じる。 練習番号Kのソプラノ、おとをそろえましょう。
・風 曲の色、空気を感じ取って歌う。
・「命」よ 全壊でした…。音価が同じものが続くと特に感情が無くなるので、読む! これは、かなり厳しい…ので要練習!練習あるのみ!!!!! ・あなた ありゃ…これもだいぶ練習しないと、と言われました。頭に8分休符が入ったら確実に遅れるので、早めに早めに歌う。
・生きる 東京公演のテンポと、広島チームのテンポが違うところがあるので、いずれにしろ、指揮を見る!拍頭に休符があると遅れがちなので、1つでも音を先に見るようにしましょう。
総括 とにかく詩を読む!これに尽きます。詩を歌うのです。一音節ずつ区切って歌わないように、文章として捉えましょう。読み込みがまだ足りないので、各自読む練習だけはしましょう。詩を読んで、何を訴えかけているのかをしっかり感じて欲しい。あまりに棒歌いで、何も伝わらない。文章として歌う。全ての曲に共通していることでもあるので、音価だけを「ひらがな」という記号で歌わないように。抑揚を感じて歌おう!そして、指揮を見てくださいいいいい…ぐすん。
記録:大島久美子(ヴォイストレーナー)
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