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執筆者の写真記録:各地指導者、実行委員

4月3日 神戸練習内容

指導:眞木喜規、ピアノ:林 葉子 発声練習の後 ◯Da Pacem 歌う前にドリア旋法のスケールを歌ってから全体を通しました。 母音が浅くならないようにしましょう。 アクセントのあるシラブルの響きを意識しましょう。これまで練習してきたポリフォニーのテーマの歌い方とハーモニーの歌い方をそれぞれ思い出して歌い分けましょう。

◎Requiemから123567を通しました。 ◯Requiem冒頭は以前に比べて乱暴さは無くなってよくなって良くなっています。 これは特にソプラノさん、ラテン語のアクセントを意識せずにメロディだけを歌ってしまうと遅れてしまう傾向があるので注意したポイントを意識してください。大切なのは声ではなく言葉です。 ◯Dies iraeの8分音符が極端に短くなりすぎてシュプレヒコールの様な叫びになって、乱暴になっていたので修正しました。ここでも言葉のアクセントの長い短いを意識しましょう。 Gの箇所のアルトさんのDies irae…とスタッカート・テヌートの4分音符の刻み、全てヴァイオリンのダウンボウで強く弾く様にスピード感のある息で歌ってください。ようやくそれで聴こえるようになりました。アルトさんとベースさんはここでは言葉よりも音楽的緊張感を高める役割ですので、少しずつ高まっていく緊張感を演出してください。 ◯Lacrimosaはやはりソプラノさん、歌いこみすぎると遅れる傾向があるのでラテン語のアクセントを意識することと高い裏拍の音を直接つかみにいくと音楽的にも声も美しくなくなり、重くて遅れていきます。声よりも言葉と音楽のアクセントで音楽を前に進めることを大切にして、裏拍を重くしない方が結果として良い声に聴こえます。

◯とうさんの海 「さみしい」「うれしい」「まよった」「つかれた」「ざっぽーん」「ざっらーん」それぞれの言葉のニュアンスも以前に比べて意識して歌に反映されるようになり、良くなってきました。 ◯空から 随分馴れてきました。ですのでもう少し詩をしっかり読んで言葉を表現できるようにしていきましょう。 ◯走れ!三陸鉄道 特に問題無かったように思います。 ◯生きとし、生けるものへ より 海神に守られて これは終わってから気づいたのですが、冒頭のフレーズが一小節ごとに切れないよう四小節を一つに感じられる様に。そして練習中にも指摘した通り歌い出しの前の八分休符で次の言葉が準備されている事、休符の箇所も次の言葉の準備が出来ている様に意識しましょう。 ◯また逢える こちらも馴れて来て、よく歌えるようになってきました。この曲もそろそろ詩と言葉を意識出来る様にしていきましょう。そのための良い練習は詩を別の紙に書き出して朗読することです。

◯黙礼 より 生きる この曲も歌いだしの一拍目に八分休符があります。Mの子音で準備できるように練習しましょう。 声を出して歌うだけが練習ではなく、休符の部分、ブレスから歌い出すまでのリズムを身体に覚えさせるのも練習になります。 「あざやか」のは「あ」より「ざ」が明るく響く様にZの子音が重くならない。 「ひかり」のHの子音は歌う音よりオクターブ高い音を出すつもりで明るく響かせてください。 「ちょう」の繰り返しいろんな蝶を思い浮かべて。

◎いのりのとき より ◯祈りの時 短調だからと思って暗く歌わない。明るく歌う。特に音が上がる時に音程を広めに取るようにしましょう。 ◯Pax aeterna 最後のコーダ部分は音量を落としすぎないようにしましょう。 ◯Ave Maria 間奏の2小節でしっかりテンポに乗る、六拍子の一と四拍目以外を歌いすぎない。 ◯Salve Regina SalveのSとVitaのV、はじめは子音長めに。3回目に向かって母音を多く、息の速度も上げていく。 喋るフレーズと歌うフレーズを分ける事が大切です。 ◯Vita Gloriosa この曲は静かな曲ですが暗くならない。 ろうそくのほのかであたたかな灯りをイメージしましょう。


眞木喜規(指導者)






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