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執筆者の写真記録:各地指導者、実行委員

11月6日 神戸練習内容

11月6日土曜日神戸練習。 指導:眞木喜規、ピアノ:陶山薫子 今日は新しい練習会場で練習でした。 古い小学校を改装した施設の講堂ですので、とても広く、響きもあるのでとても良い環境だと思います。 発声の後、ミサ・ブレヴィスよりキリエから練習をはじめました。まず全体が一緒に動く部分のハーモニーの確認から。 それから、子音が母音と分離して発音されていないために響きがある場所では、余計に聞こえなくなるので、分離の練習をしました。子音と母音のタイミングをきっちり分けて無理に一箇所に押し込むことで渋滞や事故を起こさない様に発音してみて下さい。最後キリエ全体を通しました。 その後、陶山先生のピアノでグローリアを通しました。 フレーズの途中で休符がある様なフレーズでは、支えを抜かずに胸郭と腹腔を広げたまま緩めずに息をためて待てる様に、またワンフレーズを身体を広げたまま歌えるように伝えました。 すると、特に他の部分を変えたり指摘していなかったにもかかわらず全体的にテンポの遅れや言葉の明瞭度が上がりました。 これがいわゆる「声の支え」なのですが、うまく伝えるのが難しい部分でもあり、今まで指摘しつつも徹底していなかった部分でもあります。少し前から発声で支えたまま息を止める練習をしてきましたが今回はこの部分に注目しながら練習を進めてみました。 その後に通した「黙礼」と「また逢える」でも同様に支えを抜かずに歌える様に練習を進めていくと、音の輪郭もハッキリし、言葉もよく聴こえる上に、テンポの遅れがほぼ無くなりました。 また休符がある箇所も響きが抜けずに、フレーズが繋がって、全体のフレーズが大きく感じられる様になりました。歌い出し直前のブレスでのバタバタした感じも減ったように思います。 子音も支えを使うことでタイミングを待ったり、狙ったりがしやすくなりますので、お腹で止められる様に練習してみて下さい。その際、絶対に喉で息を止めないように気をつけてください。 なるべく普段から思い出した時でいいので、支えの状態を維持しながら過ごす練習をしてみて欲しいとお願いしました。 あとは継続できるか…継続できれば、かなりの部分の問題が解決出来るのでは無いか?と期待しています。 まず姿勢、悪い姿勢では重心が高くなり支えた状態を維持できません。そして胸郭と腹腔を広げお腹で息を止めてためる。最初はなかなか短い時間でもそのまま過ごすのはしんどいですが、だんだんと支えたまま歩いたり、喋ったりする事が出来るようになります。 是非続けて頂きたいです。よろしくお願いいたします。 最後にブレスですが、短い時間でカンニングブレスを吸うときは、身体を広げたまま継ぎ足す様に取る練習をしてみてください。 身体が出来てくると口を開けるだけでも入るようになります。 歌手は長い時間訓練して当たり前に出来る様になっています。完璧に出来る様になるには時間がかかりますが、少しずつ出来る範囲でやっていきましょう。


記録:眞木喜規(指導者)





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