【練習報告】東京10/8 担当:大塚雅仁、上田益 12月の演奏会に向けて、いよいよ本日より声楽家の皆さんを交えての 練習がスタートいたしました。 前半:「生きとし、生けるものへ」(大塚) 全曲を通して、テンポなどを大まかに確認。 1~3曲目まで、細かい箇所のテンポ変化や、約束事などを確認。 1.野辺…「りんどう」印象的に、「り」の発音を準備。 「よりそう」「う」をすこし口をすぼめて。「つ」ゆをはっきり。 「ひかりが」、遅くせずに。「てらす」でrit. 「そなえて」女声、男声よりも大きくならずに。 「いのちの」いのちを一つ一つ大事に。 「はじまる」明るい和音を向かって。 P.11「いのちあるものは」アルトから、risoluto(決然と)で。 2.コスモスと少年…前奏の3連符に動きを感じて。コスモスが揺れる感じで。 P.19の「しろい」から、色のイメージとかなしみを持って。 P.21男声の「せんじょうへ」激しく。 P.23 おきざりにして…厳しく。 3.海神に守られて…練習番号Cから、Meno mosso(テンポおそくします) ※次回、3曲目から細かく練習したく思います。 後半:「また逢える」(上田先生) まずは全曲を通して、大まかに流れを確認。 東京メンバーをはじめ、先日初演された方々はご存知かと思いますが、 各曲のモデルになった場所、方々のお話がありました。 1.あの日…最初の伸ばしは、ただ伸ばすのではなく、そこに思いを入れて。 P.5の最後、ベースの「かわらず~」の入りはクリアに。 P.7のアルト・ベース、最初の「レ」の音をそろえて。 P.8いち場あさ~、男声はレガートに。 P.13じぞう<のクレッシェンドは、次のページへ繋ぐつもりで。 P.15「ともに【泣け】 されど【しんじよ】 遠―けれど【あした】を」だいじに。 2.一枚の古いレコード…男声の最初、「たっ」をよく響かせて。 P.23すいせん~のrit.はあまりしないので、次の男声は準備して。 P.26いこう場が~の「う」の処理がまだ揃っていないので要注意。 P.27わたしは立ち上がる、言葉が短く切れないように。 3.また逢える…うたい出しの和音がシンプルだけど、きれいにハモらせて。 P32.あまりmarcatoにならずに、レガートを残して。 P.38ひかりのさきの~、上田先生のテンポが少し前に進むので指揮を見て。 ※練習番号Kから、もとのテンポに戻ります。 4.このいのち 明日へ…この曲は、威風堂々のように、広がりをもって。 練習番号Bなど、アルトだけの箇所、音程に注意、また上手に次のパートへ渡せるように。 P.50 このいのちあしたへ、下の段のクレッシェンドのために、mf大きすぎず。 以上になります。 次回以降も、よろしくお願いいたします。
記録:大塚雅仁(12月13日 指揮者)
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